THIRTY-LOVE |
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01_遠距離恋愛 02_プラットホーム 03_君がわかんない 04_井の頭 05_Love Bites 06_ニキビ 07_結婚 08_珈琲と古本 09_オルフェ |
01_遠距離恋愛 |
毎日電話するよ 楽しいこともあるよ 君の声が好きだよ 優しくてしびれちゃうな 同じ部屋にいるよ 声がとても近いよ 手を伸ばすと空を切るよ 体はそこにないよ 会えないことはないよ 君がそれを強く望むなら なんてないことはないよ 君のことがすごく好きだから 大体君ん家の方が 少し寒いみたいで 君は寒がってばかり 今夜も冷えるんだろう 毎日忙しそうで 僕はそれがこわくって つまらない冗談で 君を笑わせるよ 会えないことはないよ 君がそれを強く望むなら なんてないことはないよ 君のことがすごく好きだから 会えない夜もずっと 君が僕を強くつかむから なんてない夜もずっと 君のことがすごく好きだから |
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02_プラットホーム |
彼女のことを寒い駅のホームの上に しばりつけるものは何なんだ 見上げた空を白い息が包み込んで 君の想いも吸い込まれる お金か時間のどっちかでもあれば 君に会いに行くこともできるのに 太い毛糸で君の心包み込むよ 指の先まで温めるよ マーブル模様の空から落ちる水玉模様 白い足跡がそこに続くよ 寄り添ってあげたって 涙は防げずに 次に会うまでに何か変わるかな 指先のストーリー 耳に近づけてごらん 教えたとおり 君を信じきってるんだ 良く見て 君の真っ直ぐな心と体 その引力に吸い込まれる 遠くで鈴を振る音が聴こえてくるよ 君の足音 かき消される |
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03_君がわかんない |
コーヒーを重ねても アルコールに逃げても チョコレートかじっても 今何時? 映画館入っても そっと手をつないでも 浮き足立ってみても 君がわかんない 愛してるの? 君がわかんない 僕を好きなの? 雪の中歩いても 春の音聴こえても 汗まみれになっても こんな感じ? 欲望をつなげても 張り裂けて別れても 元通りになっても 君がわかんない 愛してるの? 君がわかんない 僕を好きなの? 君がわかんない 夢見てるの? 君がわかんない どこに行くの? |
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04_井の頭 |
君の住む家のそばの池のある公園に遊びに行こう 暇を弄ぶ二人 鯉だとか鴨を覗きに行こう きらめく水面に白鳥が降り立って 揺らめく心は ああ 世界の終わり 最低な僕のどこを好きになってしまったの? 優しい君の心傷つけないようにしよう 春の風に柔らかい髪 軽く揺れるよ 夢で会えたら良かった 君の面影がちらつくよ 動物園終わりの放送や 誰かのギターがうるさいよ 色づく水面は星空を吸い取って 瞬く心は ああ 世界の終わり 最低な僕のどこを好きになってしまったの? 優しい君の心傷つけないようにしよう 春の風に柔らかい髪 軽く揺れるよ 春の雨に柔らかい髪 少し濡れるよ |
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05_Love Bites |
人の話を素直に聞くお前はいいなぁ 人の噂を無視できないお前が好きだ 夕べはなんか孤独になって 君に電話をかけたよ 二人は細やかに互いを気遣って ぎゅっと抱いたり話したりしたんだ 人の仕業を気にしちゃうんだね どうでもいいのに 黙っていてもうなずいても わかんなくてもそれでもいいよ 夕べはなんか声が聴きたくて 君に電話をかけたよ 二人は離れても互いに近づいて ぎゅっと抱いたり話したりしたんだ この部屋が壊れても この夜が終わっても じっとしてないで 暴れたりしたいんだ 愛の傷跡残してみたいんだ |
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06_ニキビ |
彼女は気にしてる あごの下の ニキビのこと気にしてる 彼女は気にしてる 柔らかいほほの ニキビのこと気にしてる 大した問題じゃないんだ そんなことは 君の顔が好きだよ 夢に何度も出てくるよ 君の顔が好きだよ 週に何度も見ているよ 彼女は気にしてる さっきの電話 あたしのことかしらって気にしてる 彼女は気にしてる 彼女のことを 君は君でしかないのにね 大した問題じゃないんだ そんなことは 君のことが好きだよ 夢に何度も出てくるよ 君のことが好きだよ 夢で何度も抱きしめた 夢で何度もくちづけた 彼女は眠ってる ひとりぼっちの 部屋で恋の夢を見ている |
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07_結婚 |
僕のことを引きずり落とすのはやめてくれ 君の赤い唇 誰のものになるの 僕の心の拠り所になってくれないか 君の賢い頭は何のためにあるの わかってる わかってるよ 全ての幸せは 女のためだというものな ああ 君が幸せになるのをどんな顔して 見守ればいいんだろうな ああ 君が結婚とかするのを 例えばね 彼のことをまっすぐ受け入れて欲しいんだ じゃなきゃ流す涙が無駄になっちゃうもの 二人の心は暖炉にくべられた薪のよう 雪を溶かす熱さが身を焦がしてるよ わかってる わかってるよ 放っといてあげるよ 卒業なんかじゃないものな ああ 君が幸せになるのをどんな顔して 見守ればいいんだろうな ああ 君が子供とか産むのを 例えばね ああ 僕が幸せになるにはどんな人と つきあえばいいんだろうな ああ 僕が結婚とかするのを 例えばね 例えばね |
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08_珈琲と古本 |
コーヒーをもう一杯 好きな曲 もう一回 熱いやつをもう一杯 冷たくしないで 君は多分まだ夢の中 それを僕は知っているのに 蝋燭の火を吹き消すように 儚い 君の笑顔を思い出してた 髪を切ったら軽くなった 切った分だけ捨てたのさ バイクにまたがり出ていった 海岸沿いを走りぬけ 君は多分まだ汽車の中 それを僕は知っているのに 小説の字を滲ますように 切ない 君の笑顔を思い出してた ねえ今日は眠れそうなのかい? 眠れないのなら近くにいるよ ねえ今日は眠れそうにもない 眠りにつくまで近くにいてよ コーヒーをもう一杯 好きな曲 もう一回 熱いやつをもう一杯 冷たくしないで |
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09_オルフェ |
彼女は笑った もうずっと眠ってたいって もう誰にも会わなくてもいいって 彼女は泣いた 子供みたいに震えて 説明できない涙がこぼれた きっと大丈夫 君は大丈夫さ 僕のことを好きになれた そうだろ? その穴の向こう側に 普通の幸せがあって 僕の手を握ったままで 振り返っちゃだめさ 彼女は笑った もう若くはないって 幸せなんかもう忘れてしまって 彼女は泣いた 子供みたいに甘えて 説明要らない涙をこぼした きっと大丈夫 君は大丈夫さ 僕のことを好きになれた そうだろ? その穴の向こう側に 無限の拡がりがあって 僕の目を見つめたままで 振り返っちゃだめさ この夜の向こう側に 明日へのつながりがあって 僕と手をつないだままで 振り返っちゃだめさ 振り返っちゃだめさ 振り返っちゃだめさ 振り返っちゃだめさ |
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