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2008/07/05 ISSUE

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・ぱぱぼっくす「僕のものになれ」(文・佐藤 正訓)
・ぱぱぼっくす ボーカルさわだともこミニ・インタビュー(聞き手・佐藤 正訓)

■ぱぱぼっくす「僕のものになれ」(文・佐藤 正訓)

関西が、そして日本が誇る「うたもの」ロックバンドの至宝ぱぱぼっくすの実に4年ぶりとなるフルアルバムが完成した。
今作はドラムたかだまさふみが正式メンバーとして初のアルバムとなり、また新たな彼らの旅路を刻み込んだ渾身の1枚になっている。
なかでも表題曲「僕のものになれ」は、いつの時代にも古びない懐かしくも普遍的な「みんなのうた」として聴き継がれていく名曲に仕上がっている。




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■ぱぱぼっくす ボーカルさわだともこミニ・インタビュー(聞き手・佐藤 正訓)
(初出『トランジスタラジオで聴きたい日本のロック便り』6月号)


●まず、出来上がった感想をどうぞ。
さわだともこ(以下、さわだ):録音が終わった時はその仕上がりを聴いて、「もう明日死んでもいい」って思いました、いや、叫んでました〜。 そしたら先生に「一連のプロモーションやライブが終わってからにしてくれ〜」って言われました。冷たい。
●高田の加入してから初のアルバム、今までと変わったところと変わらないところなどありましたら。
さわだ:変わったところは どこまでも拡がりあるコーラスワークです、ライブを重ねるうちにコーラスへの欲が自然と、たくさん出てきました。その見た目とはウラハラにキレイな声で、おいしいラインでコーラスする、たかちんに嫉妬してます。私もコーラスやりたい…。そして 1番大きいのは ドラムそのものです、私たちの歌やギターに優しく寄り添ってドラムそのものも「歌ってるように」聞こえませんか?たかちんが叩いてるからこそ、ぱぱぼROCK=「歌とギターとドラム」という金字塔アルバム「僕のものになれ」が生まれたんです。 変わらないところは ぱぱぼっくすが ぱぱぼっくすたらしめる所以全てです。先生がメロディを生んで、澤田が歌詞をつけて歌う限り不変かつ普遍(うまいこと言うてもた〜)です。
●「僕のものになれ」をアルバムタイトルにした思いなどありますか?
さわだ:最初、私個人としてはタイトルは別に考えようとしてたのですが、この1年のうちに「僕のものになれ」という歌が物凄く存在感を増してきて…ライブでやる度に盛り上がりますし 自分たちでも やってて楽しいし、どんどん表現力が増してるのが肌でわかる。音は頭で理解するんじゃなくて、胸と肌で感じるもの。録音作業が全て終わってから、タイトルは長い期間どうしようか悩みましたが、「僕のものになれ」をアルバムタイトルにしよう〜と決めてから 逆にアルバムの「魅せ方」が わかるようになって、 「ぱぱぼっくすの三枚目のアルバム」への意気込みさえも強くなりました。このタイトルに 引っ張ってもらった、そんな感じです。
●今作をどのような人に届けたいですか?
さわだ:いつも思ってるんですが ぱぱぼっくすの存在を知らない人、一人でも多くに ぱぱぼっくすの歌をそっと届けたい。私の描く歌詞は青春や恋愛の歌、特にこの度は片思いの歌が多いのですが…、もんもんと悩める中・高生に聴いてほしいです。あ、それと幼稚園児に「きこえるかな」を歌ってほしいなぁ〜。
●今後の活動や抱負などありましたらお願いします。
さわだ:「あなたのそばに、ぱぱぼっくす」。必要な時に、あなたの心に柔らかく寄り添える歌でありたい。この度のアルバムリリースの全て(音源、ジャケット、プロモーションビデオなど)の製作において、 いかに私たちが 周りの皆さんからの愛情に支えられてきて歌い続けてこれたか、ということが 再確認できて 本当に感無量なんです。みんなに ちょっとずつ恩返ししたい。そのためには、 あったかいホームグラウンドから出て、いばらの道をゆく事も必要…いわゆるアウェイな場所でも ぱぱぼっくすらしいライブ&ステージングを重ねて 今よりも たくましくなって、物じゃない形のないお土産をたくさん持って元気な顔で 帰って、大きな声で「ただいま」って叫ぶ。個人的には声が枯れるまで気絶するまで 心から歌いたいなぁ〜。春や夏フェスに出たいなぁ〜。がんばります〜




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